大地震の本体

大地震(DAIJISHIN)

バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1981年頃
(C)1981 BANDAI ELECTRONICS.

ゲーム性 ★★★★ 非常に忙しい!アイデア勝利!2つの要素が楽しめる!
操作性 ★★★★ キー操作に問題無し
キャラクタ(画面) ★★★★★ バンダイ初期GDシリーズのキャラはナイス!
サウンド ★★★★ いかにもゲームデジタルっぽい音!
ハード ★★★★ コンパクトで可愛い
総合 ☆☆☆☆ 1万点までは比較的簡単に達成出来るが、その後が難しい!

■ゲーム解説:ワァー大地震だ!どうするどうする(パッケージより)

ゲーム開始直後に激震が・・。
もしかして震源地はあなた?
現在では「タブー?」かもしれない題材
大地震が起きていると言うのに
子供はのんきなモンです(^^.)
 「地震・雷・火事・親父」にもあるように地震は大変恐ろしい天災の一つです。
地震は予期出来ないばかりか、火事・津波をも誘発し、
毎回多くの犠牲者が出ており、痛ましい限りです。
平成7年に発生した「阪神淡路大震災」も同様でしたが、
地元の方々の努力で復興を成し遂げる事が出来ました。
なんとバンダイはこの恐ろしい「地震」を題材にした電子ゲームを発売していたのです。
これが「バンダイ・LCDゲームデジタル・大地震」です。
地震と言えば、TVゲームでの演出の一種くらいな利用方法を考えると
「大地震」は地震そのものを扱っており、とても異質(貴重)な存在と言えますね。
(と言うより、地震をコミカルに扱った本作のようなゲーム内容は現在ではNGでしょう・・。)
 さてゲームの方に話は移りますが、舞台は地震の真っ最中!いつになったら、
収まるのか分かりません。(^^;)
料理中だった「奥さん(おばさん)」は大慌て!!
地震で倒れてくる家具(冷蔵庫・花瓶・タンス)をすばやく押さえなくてはなりません。
家具の揺れるパターンは3パターンあります。
3パターン目まで来たら要注意、急いで家具の所に移動させましょう。
家具を押さえると得点が10点加算されます。
(ちなみに得点下部でブラブラ揺れている電灯はゲームには関係ありません。
私は説明書を見るまで電灯だとは思いませんでした・・・(苦笑))

 ゲーム画面の左端にガス台があります。地震の影響でガス台から火が
燃え上ってしまってとても危険です。
一番左端に移動して、さらに[LEFT]キーを押すと消化器を放出します。
時たま出てくる消防士より先に火を消すとボーナス得点として
500点が加算されます。
(何故、消防士が常時待機しているかは全くの不明ですが・・・ ^^;)
ガス台の火は必ず消防士が消してくれるので無視していても構いませんが、
これを逃しては高得点は望めません。コツとしては普段はガス台の前で
[LEFT]キーを連打して消化器を放出しておいて、
家具が倒れそうになるまで待ってから、
素早くまとめて押さえに行くという方法が良いようです。
(時刻表示のデモ画面で既にこの攻略方法が行われています 。
デモ画面も見逃せないゲームなんです 笑)
揺れる「家具」の恐怖!!
冷蔵庫 花瓶
冷蔵庫 花瓶
タンス
タンス
あなたの家の耐震対策は万全ですか?
家庭を守る母の姿は偉大です! 「奥さん、ミスしちゃった」の図
家具を押さえる奥さんの姿!! 「奥さんのミスしちゃった」の図
筆者は本機種はゲーム業界初の女性キャラクター登場ゲーム(しかも主婦)
だと思うのですが、どうでしょうか。
中央のポーズがGDにしては表情が豊かと思う。
待機している消防士よりも
早く火を消せ!
とにかく炎を消しまくれ!!
 家具が倒れると奥さんが「OH!MY GOD!」と嘆いているかのような
ポーズをとってミスとなります。
もちろん3ミスでゲームオーバーとなります。
尚、ゲーム1が「震度5(強震)」で、ゲーム2は「震度7(激震)」という
ナイス設定も特質すべきところで、
地震体験にはもってこいです(そんな事ないって ^^;)。

 このゲーム、家具が倒れるパターンや2種類あるミスポーズ、
燃え上がる炎の表現が良く出来たゲームだと言えます。
(デジタル数字表示部すぐ下の「蛍光灯」には5パターンも
用意されていて、地震の揺れ具合を効果的に表しています)

ゲーム的には同シリーズの「バクダンマン」に比べてテンポが悪いのですが、
地震という題材を見事にゲーム化したバンダイには頭を下げざるを得ません。
勇敢な奥さんの活躍を是非、ご覧ください。
G1は簡単だが、G2は本当に難しい!
消火ばかりに気を取られているとミスするぞ!
家具の倒れる順番を把握するのがポイントだ!

■本体解説:ちょっと高級感あるゲームデジタル!

何とケースが標準添付!!
ゲームデジタル共通ケースとマスコットキャラ
 「バンダイ・LCDゲームデジタル(GD)」4800円シリーズについては「バクダンマン」をご覧下さい。
バンダイゲームデジタルシリーズは初期のシリーズと言う事もあってか、
時刻設定を行う[TIME]スイッチを搭載しているのが「クロスハイウェイ」「バクダンマン」「オットセイランド」
だけで「大地震」「ツッパリカラス」からは省かれており、途中で本体仕様が変わっています。
しかし、初期のGDシリーズのボディは少し高級感があり、任天堂の「ゲーム&ウォッチ」と互角に張りあえる
デザインになっています。
今後、バンダイのLCDゲーム機は子供向け・低価格化でデザインも簡素なものになっていってしまうのが
少し悲しいです。

 なお、このシリーズには電卓についている様なソフトケースが付いています。
中には時刻の設定方法が書いてあったり、表にマスコットキャラが書かれていたり
初期のバンダイゲームは気合が入っている事が分かります。
マスコットキャラがあるシリーズゲーム機なんてそうありませんから・・・・。
(って言ってるそばからタカラの「システム カード&アクション」にはマスコットキャラがいた事を
思い出しました(爆))。

■備考:本当に地震が起こったら・・・?!

 地震が起こったら、大地震の様にしてはいけません。
まず、出来るだけ倒れそうな家具から離れます。そしてテーブルなどの下に隠れます。
座布団等で頭を保護すると尚良し!
ガスは素早く消して元栓も閉めましょう。・・とは言え、
現在のガスのマイコンメーターには一定以上の揺れを感知したら
自動的にガスの供給をストップする機能が付いているようです。
しかし、そればかりに頼ってはいけません。
詳しくは、「消防庁のホームページ(http://www.fdma.go.jp/)」に載っていますので、
これを機会に是非御覧下さい!!
電子ゲームを通じて防災知識を学ぶ・・・素晴らしい事ですよ!!本当に!!
迅速に対応すれば、この通り。
タメになる電子ゲームなんです。
G2が本当の戦いだ!

参考:「大地震」説明書(バンダイ)/「消防庁ホームページ(消防庁)」
Special Thanks!:ぴょん吉氏

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