ハンバーガーショップの本体

ハンバーガーショップ(HANBURGER SHOP)

バンダイ/LCDゲームデジタルシリーズ/1982年頃
(C)1982 BANDAI ELECTRONICS

ゲーム性 ★★★★★ はっきり言ってアイデア勝利!
操作性 ★★★★ 相変わらず感度良好
画面(キャラクタ) ★★★★ こなれたバンダイキャラが○
サウンド ★★★ 特に問題なし
ハード ★★★ やけに子供っぽい&安っぽい
総合 ☆☆☆☆ 好き嫌いが分かれるかも

■ゲーム解説:記憶力が勝負の斬新な内容

ハンバーガーショップの画像  バンダイの電子ゲームは任天堂と違い、アイデアを日常生活から取り入れたものが数多くありました。
こういったものは内容がわかりやすく、すぐに感情移入できるものです。
子供が持つ憧れの職業を簡単なゲーム化した・・と言うのは少々言い過ぎかもしれませんが
バンダイは本当にゲームを作るのがうまいと思わせる出来のものが多いのです。

このゲームはハンバーガ屋さんを題材としており、かなり秀逸なアイデアと言えるでしょう。
まず、短期で大飯喰らいなお客さん(笑)が注文を出します。
ウェイトレスは短気なお客さんが怒る前に注文したものを揃えなくてはいけません、さぁ大騒ぎ!(笑)
品物はコックの前でORDERキーを押せば貰えるのですが、コックが作成中のメニューは取ることが
出来ないのです!
つまり1つのメニューが出来るまで待っていられないので、出来ている品物から順々に取っていく事になります。
こうなるとプレイヤーの頭は混乱必死。思わず間違った品物を取ってしまいます。

画面手前に座っている客は、短気な上に間違ったメニューを持ってきたらトレイごと蹴っ飛ばす(1ミス)という
ショップからすれば「凄くイヤな客」です。こういう時も笑顔で応対しましょう(笑)

得点が1,000点に達すると店長が出てきて給料(500点)が支払われます(出来高払い?)。
バンダイの基本システムなんですが、ちゃんと給料をくれる所が現実っぽいですね(笑)
もちろんゲームが進むにつれ、客はどんどん短気になっていきます(^^;)

電子ゲームと言うと反射神経が必要なゲームが主流でしたが、記憶力も必要としているゲームは
珍しいですね。

 よくベーマガ誌とかによく、これを基にしたゲームがありましたが
参考文献に何も書いていなかったのにはびっくりしました。
これはお前のアイディアじゃないぞ!って言いたい気持ちです。

逆に考えればマネされるほど、このゲームが優れていると言えますが・・・・。

■本体解説

 前に紹介したバクダンマンと同じゲームデジタルシリーズですが、値段が4,980円から3,980円に大きく引き下げられました。
デザインもカラフルになり、子供向けを意識した様です。スタンドも無くなりました。
ただ安いだけあって、故障などが多い様な気がするのですが気のせいでしょうか?
これは電池蓋にネジがあります。このシリーズの他の機種ではないものがあります。一貫していませんね。

ゲームデジタル3980円シリーズで他には
「影忍者」「Dr.デンタル」「ラッシュアワー」「ラスベガス」「ひょうきん教室」「ツッパリコンサート」「バンクギャング」等があります。


■当時の思い出

 バンダイの新・ゲームデジタルシリーズ廉価版(勝手に命名)の中では、結構光っていたと思います。
当時、友人から借りてプレイしても記憶力の無い私には全然点を取れませんでしたが、今も変わりませんでした(爆)
最近手に入れてプレイしても、色褪せないゲーム内容に新たに感動しました。


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