ライオンの本体

ライオン(LION)

任天堂/ゲーム&ウォッチ・ゴールドシリーズ/1981年頃
(C)1981 Nintendo

ゲーム性 ★★★★ コンピュータとの駆け引きが○。好き嫌いが分かれるかも
操作性 ★★★★★ 全く問題のない操作性。疑似2人プレイ可能
キャラクタ(画面) ★★★★★ 愛らしいアラームくまさんが○。G&Wらしいキャラ達
サウンド ★★★★ ライオン移動の濁った音が独特
ハード ★★★★ 写真では分かりにくいですがゴールドです。メチャ良いです
総合 ☆☆☆☆ それまでのG&Wとは全く違う感覚のゲーム!

■ゲーム解説:ライオンのフェイントに負けるな!

ライオンの画面  動物園と言えば、「パンダ」「サル」そして百獣の王「ライオン」ですよね。
普段は悠々としているライオンですが、そこは百獣の王、本来は凶暴な動物です。
このゲームでは、暴威を振るって檻から出ようとしています。
何故、檻がフルオープンになっているかはいつもの如く分かりません(笑)が、
このままではライオンが脱走してしまって非常に危険なので、調教師がイスを使って押し戻します。
もちろん、ライオンを脱走させるとミスになります。こうなるとライオンは調教師に襲いかかりますが、
調教師は近くにある木にぶらさがってかろうじて一命を取り留めます。(その後については不明 )

他のG&Wではモノが規則的に移動していました(「ヘルメット」の工具など)。
ところがこのゲームでは敵キャラがライオン(動物)という事もあって、自由気ままに移動しています。
つまり、襲いかかる・・・と見せかけて引き下がる・・・・と言った「フェイント」は頻繁に行われているのです。
当然、プレイヤーはライオンの動きを予測して移動させなければなりません。
これ程、プレイヤーの行動が直接得点に結びつかないゲームも珍しいと思います。

ライオンはゲームAでは2頭、Bでは3頭現れますが、襲いかかるライオンは1頭だけです。
ライオンが襲いかかっている間は、他のライオンは停止しています。
ゲーム内容を考慮してか、ライオン1頭押し戻す度に2点得点されます。
また、得点が200点・500点になった時にミスがあるとファンファーレが鳴ってミスが帳消しになります。

G&Wで「頭脳戦」が楽しめる・・・、一見の価値アリな電子ゲームです。

■本体解説

※ 「ゲーム&ウォッチ・ゴールド」シリーズについての解説は「ヘルメット」をご参照下さい。

 この「ライオン」ではアラームキャラクタが「アラームくまさん」となっており、表示に可愛くゲームにマッチしています。
また、時刻表示中に調教師を自由に動す事が出来ます。この為に操作しないと調教師は常にスタート位置のままで動きません。
こういった要素はライオン以外にないと思います。


■当時の思い出

 私と弟の間では、動物の「ライオン」とG&Wの「ライオン」は発音を変えて話していました。
具体的に言うと、動物の方はアクセントを「オ」に付けて話し、G&Wの方は「ラ」にアクセントを付けます。
これによって、いかなる会話中に「ライオン」と言う言葉が出てきてもどちらか判断できる訳ですが、
みなさんはこういった事はありましたか?


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