フィッシングボーイの本体

フィッシングボーイ(FISHING BOY)

学研/LCDカードゲーム・シリーズ/1982〜3年頃
(C)1982 Gakken

ゲーム性 ★★ 工夫はされているが地味な内容でゲームバランスが少々悪い・・。
操作性 ★★★ 特に問題なし。
キャラクタ(画面) ★★★ 何となく地味な印象を受ける画面構成。「ぴょん吉」と同じキャラデザインなのだが・・・。
サウンド ★★★ 音程が無いサウンド・・。この時代にしては地味か?
ハード ★★★ G&Wを意識したと言えるデザイン
操作性 ☆☆ 他の2機種の陰に隠れる作品、地味な内容が原因か。

■ゲーム解説:パニック必死!魚の動きを見極めろっ!

ゲームが始まると、
魚がぞくぞく掛かって来るぞ!
ゲームが始まると、ボーイは大忙しだ!
 近年、「釣り」を扱ったゲームが増えてきました。「バスフィッシング」等の
振動する携帯ゲーム機も流行りましたし、テレビゲームでもドリームキャストの
「ゲットバス」の様に(同様の機構を用いた)専用コントローラーを使用するゲームも
増えてきました。
かつてのファミコンの釣りゲームは非常にマイナーで「ザ・ブラックバス」など
チマチマ釣っていくゲームばかりでした。そんな中でもRPG仕立ての「川のぬし釣り」
は根強い人気を誇り、今でも続編が発売されています。
職業ゲームなどのゲームセンターで仮想体験できるゲームの影響か、
「釣りゲーム」も長い年月を掛けて市民権を得た・・と言う感じがしますね。
 さて、電子ゲームに目を置いてみますと、「釣り」と言うジャンルのゲーム化への
難しさか、種類的にはそんなに多くありません。 どちらかと言うと「魚採り」
に近いゲーム内容のものばかりです。そして、この「フィッシングボーイ」も
釣りを扱ったゲームですが、どのような内容なのでしょうか。

 ゲームが始まると、3ヶ所から魚がエサへ飛びつきます。
(相当腹減っていたんですね^^;)
そして、魚がエサに食らいつくと、釣り竿がしなってヒット!
素早く、少年をLEFT/RIGHTキーで釣り竿の所に移動させましょう。
移動させると、自動的に少年が魚を釣り上げます。
(釣られた魚の表情が何とも痛々しいです。 ^^;;;;)
ゲームAではここまでで、何の変哲も無い、ただの受け止めゲームなんですが、
ゲームBでは恐ろしい仕掛けが施されています。
☆フィッシングボーイ・キャラクタ紹介☆
フィッシングボーイ 僕たち「釣られ隊」(笑) カニ
体の「T」の文字が謎な、フィッシングボーイ エサ大好き〜 ウシシッ!オレのエサだ〜 オレってフグっぽいだろ?って言うかフグ? オレ嫌わる事してるよなぁ〜、やっぱり
ひたすら釣ってます。
間違いなく「釣りキチ」
でしょう。(笑)
嫌な顔をするも、
釣られた姿が痛々しい。
左右の魚はフェイントするぞ!
ただ単にイヤな
だけの存在。
なぜ糸を切る?!

軽やかに釣っていく彼には
釣りキチ三平師匠(釣り研究家)もビックリ!
え〜い、秘技、一本釣り〜
カニが出たらすぐに移動しよう!
にっくきカニに気を付けろっ!
☆ちゅうい☆
この釣り堀には糸を切る
カニがいます!
わーい、糸だぁ! チョキッ!・・(悪役の気持ちも分かって・・^^;;)
わーい、
糸だ!
チョキ!
・・・・(怒)
魚のフェイントに要注意!
矢印の順に回転するプレイヤーを混乱させるぞ!
すぐに海面に現れずに、海底で
様子を伺うイヤな奴!何故笑う・・。
 両端の2匹の魚は水面に浮上する際に、旋回してフェイントを掛ける場合が
あるのです。ただでさえ魚の動きが分かりづらいのに、フェイントのおかげで
プレイヤーの頭は混乱しまくります。慣れないとミス連発するでしょう。
ちなみに私はノーミスで100点を越えた事はありません。(爆)
これだけで安心してはいけません。
なんと、釣り場にはつり糸をちょん切ろうとしているカニがうろうろしている
ではありませんか!!痛々しく釣られていく魚が可哀相だからかも
しれませんが、プレイヤーにしてみれば全く邪魔なだけの存在です。(涙)
プレイヤーをカニの所まで移動して退治しましょう。
得点は魚を釣りあげると1点、カニがつり糸を切るまでに釣り竿を引き上げると
2点、カニが現れると同時に魚を釣り上げた時(魚とカニを釣り上げると)に3点加算されます。
当然の事ながら、釣り竿がしなったままにしておいて魚を逃がしたり、
カニに糸を切られると1ミスです。3回ミスでゲームオーバーです。
ちなみにミスシーンの最中でも少年を動かす事は可能ですので、
連続ミスにならないようにあらかじめ少年を移動させておきましょう。
ゲームオーバーになると、得点と最高得点が交互に表示されます。

 このゲーム、「受け止めゲーム」に多少味付けされているものの、
当時でも、いささか地味な印象を受けました。
例えば、「魚のフェイント」にしても任天堂・ゲーム&ウォッチ(以下G&W)の
「パラシュート」や「シェフ」でも同じ事をやってましたし、
「カニ」にしても、バンダイ・ゲームデジタルの「ツッパリカラス」でも、
カラスを避けながらヘビを避けるなど、同様の事を既に過去の作品で行っているからか、
「フィッシング・ボーイ」が新鮮(斬新)な内容に思えないのです。
それ故に学研の同シリーズの「サーチライト」「ぴょん吉」の陰に
隠れる結果となってしまったのでした(少なくとも私の周りでは)。
 あと、残念に思うのがゲームバランスです。魚とカニと複合攻撃はなかなか厳しく、
どう動いても対応出来ない時がしばしばあります。カニの攻撃に至っては2段切り
(普通のカニは糸を切ってミスさせると消えるが、消えずにもう1度糸を切ろうと
する)を行う時があり、1度に2ミスになるなど頂けません。
この辺は改善すべき余地があったでしょう。G&Wの遊びやすさから比べると、
どうにも納得出来ないものが私の中ではあったのでした。
ゲームバランスもゲームの重要項目だと思わざるを得ませんでした。
油断すると、
すぐに「カニの三段重ね」
になるぞ(笑)
魚やカニの動きが厳しいけど、ガンバレ!!

■本体解説:G&W意識の低価格機種!

 「フィッシング・ボーイ」は学研のLCDカードゲーム・3980シリーズの1つで他に「サーチライト」「ぴょん吉」が発売されました(それ以外は不明)。
このシリーズについては「サーチライト」・「ぴょん吉」の紹介記事をご覧下さい。
同シリーズの特徴としては、任天堂G&Wを意識してか、本体前面に銀板があり、スタンド装備、アラーム・時計機能を装備しています。
ただ、LEFT/RIGHTキーでゲームが始まってしまうために誤動作も多かった(*)のもこの機種の特徴です。
また、サウンドオフ機能も装備しており、アラームが鳴る事を意味する音符マークを消す事により行います。
従ってアラームオフでサウンドをONにする事は出来ません。
(*=ゲームをポケットに入れておいて、電車等に乗っている時にいきなりゲームが始まってしまったなど。^^;;;;)

 ちなみにこのシリーズの箱に書いてある「マルチカラースクリーン」で
本当にカラーなのは「サーチライト」だけで、どうやら「背景が」マルチカラーらしいです。(汗)


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